リラクゼーションや公共交通機関での移動など形が存在しないサービスに関しては、無形財という扱いとなっています。リラクゼーションはその様子を第三者から確認はできるものの、形が存在していないという性質となっています。公共交通機関での移動は、降車をすることによってそのサービスがその場で終了することになります。そのため、形は存在することなく結果的に無形財という扱いとなっていくのです。

オフィス移転業者が提供する事務所の引っ越しサービスも、形が存在していない無形財という扱いです。オフィス移転業者は、企業の事務所にある備品などを移転先に運ぶというサービスを提供しています。それゆえ、移動させるための作業を確認することが可能でも形が存在しないサービスとなります。そのため、業者がオフィス移転を完了させることによってサービスの供給はその場で終わることになります。

このため、企業が備品という形がある財を購入するのとは異なり利用できる期間が定まっています。そのため、その定まった期間内において利用することができる無形の財ということになります。オフィスの引っ越しに関しては形がある財とは違って、契約が終了したらその場で消費ストップすることになります。なお、移転作業を請け負った会社においても提供する期間は決まっているということになります。

しかし、代金をもらうそして支払うということについては有形財を購入するそして売るということと根底は同じです。