会社がオフィス移転をする場合において、専門の業者へ依頼する場合があります。というのも、通常の家庭における引っ越しとは異なり、オフィスの規模にもよるのですが運搬すべき家具が膨大な量に及ぶ場合もありますし、パソコンなどの精密機器を大量に所有している場合もありますので、そういった運搬作業には専門的な知識やスキルを有している必要があるためです。むろん、自社の社員だけでオフィス移転をすることもできますし、仮にそうすれば業者に依頼をするよりも低価格で事を終えることができるかもしれませんが、移転作業に伴う労力と時間は膨大なものになります。精密機器の取り扱いを知らなければ途中で破損してしまうこともあり得ますし、移転作業中は通常の仕事ができなくなってしまいますので業務に支障が出るのは間違いありません。

とはいえオフィス移転を業者にすべて任せきりにするのは、あまり好ましいことではありません。というのも、確かに作業においては一流であるかもしれませんが、それぞれ会社には個性があり、書類などの重要な物の取り扱い方法に関して独自のルールを設定していることは珍しくありません。そのために業者が入る際には自社の社員が監督をする必要があるのです。また、料金を抑えたければ、依頼をする分野を運搬だけにして梱包などの作業を自社社員で行なうことによって、時間は取られますが費用を抑えることができます。

このように業者との連携の仕方によって、方法は変わってくるのです。